大学時代は何を研究していましたか?
パズルゲームで用いられる盤面評価を行う関数の最適なパラメータを近似的に求める方法と、その評価関数の高速化(こちらがメイン)に関する研究を行っていました。
盤面のデータ構造、ビット演算化した評価関数のアルゴリズム、SIMD命令による実装とデバッグを2年ほど掛けて行った結果、約11倍の高速化を達成できました。
なぜフィックスターズに入社しようと思いましたか?
インターンシップやアルバイトの際に経験した画像処理の高速化に面白さを感じたためです。高速化の手法や使用する命令を考えるのがとても楽しかった記憶があります。
また、社内の雰囲気も良く、自分を成長させてくれる環境だと感じたため入社を決めました。特に、技術の話で盛り上がれるのが嬉しいです。
担当業務について教えてください。
現在はソリューション第六事業部に所属しており、ストレージのファームウェア開発を行っています。新しく覚える概念や仕組みが多く悪戦苦闘しているものの、周りの先輩や同期の協力もあり、最近は少しずつではありますが
NANDフラッシュメモリのことがわかってきました。
フィックスターズに入社して身についたものは何ですか?
- 規格書等の英文をパっと読む:以前よりも時間を掛けずに規格書等の英文の内容を理解できるようになりました。
- 相談しながら実装する:大人数のプロジェクトのため、ひとりよがりなコードにならないようにこまめに相談しながら実装を進められるようになりました。
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作業方法に優先順位をつける:30分掛けてスクリプトを作ったら楽できそう、しかしその作業は一度しか行わなくて良く、手作業でも5分で確実に行えるものなら、後者を選ぶなど。スクリプトを書くのは楽しく、少し自慢したくなってしまうが時には我慢しないといけないと思っています。
フィックスターズの好きなところは何ですか?
エンジニアの意見が活かされるところ。たとえ新卒でも気兼ねなく意見を述べることのできる雰囲気が良いと思います。
休日はどんなふうに過ごしていますか?
土曜日は基本的に昼過ぎまでゆっくりと寝ています。最近はカフェで趣味のマイコンいじりをしています。
仕事の必需品は何ですか?
Realforce(JP配列のテンキー付き)とvimが必需品です。最近やっとCaps LockをCtrlにしました。
将来の目標・夢を教えてください。
ストレージのファームウェア開発を通じて低レイヤーの知識を増やして行きたいです。
高級な言語やライブラリの知識だけでは、高速化やデバッグが難しくなります。コンピュータの仕組みを語れるレベルまで上り詰めたいです。
就職活動中のみなさんへメッセージをお願いします。
日々勉強を続けられる力が大切だと思います。ストレージ業界では次々と新しい技術が誕生しており、
日々新しいことを覚えたり生み出したりしなければなりません。そのため、新しいことを継続して勉強できる力が必要となってきます。