担当業務について教えてください。
ADAS(Advanced Driver Assistance System)開発を支援する、シミュレーション環境開発に関わる仕事をしています。
ADASの性能評価は、シチュエーションの多様性や評価回数などの点で実環境では再現が難しいため、シミュレータで補っています。
自動車という製品の特性上、ハードウェアに近い部分から制御アルゴリズムやシミュレータまで、様々な知識が求められる難しさがある一方で、幅広い分野を学べる面白さもあると思っています。
大学時代は何を研究していましたか?
画像処理アルゴリズムや機械学習アルゴリズムの高速化に関する研究をしていました。マルチコアCPUやGPGPU、FPGAといった様々なハードウェアを使い、何倍、何十倍の高速化や組込みシステムを意識した実装を行っておりました。
なぜフィックスターズに入社しようと思いましたか?
研究室時代から高速化や低レイヤーのプログラミングをやっていましたから仕事の方向性として合っており、高い技術力が求められる領域にチャレンジしたくもありました。インターンを経験していたため自分が働いている姿を想像しやすかった部分もあると思います。
フィックスターズに入社して身についたものは何ですか?
業務を通じて高速化に関する技術が身についたと思います。また、社内ではGPUやCPU、あるいは深層学習など、様々な領域の最新動向のキャッチアップも盛んであり、自分自身でも少しずつ追えるようになってきたと思います。
今までで一番印象に残っている仕事は何ですか?
ADASで使用する画像処理ソフトウェアを高速化する開発業務が最も印象に残っています。元々学生時代に研究で画像処理の高速化を扱っていたため、その経験を活かせました。
また、私一人だけでは性能向上に限界を感じた部分もあったのですが、先輩社員のアドバイスにより改善し、目標性能を達成できました。ソフトウェアを高速化する専門家集団であるフィックスターズの強みをこの仕事を通じて実感しました。
ものづくりの原点を教えてください。
レゴブロックかもしれません。何を作りたいか、どうやれば作れるか、上手くできたりできなかったり、当時は全く意識していませんでしたがそういった試行錯誤を繰り返していましたし好きだったと思います。
就職活動中のみなさんへメッセージをお願いします。
仕事には多くの時間を費しますから、面白いと思える仕事を探してほしいと思います。例えば、フィックスターズのエンジニアにとって技術的なチャレンジが面白いと思えるポイントの一つだと思います。