大学時代は何を研究していましたか?
有機半導体を対象とする、熱輸送と電荷輸送を絡めた物性研究です。熱電特性解析を通じて、電荷輸送に関する新たな知見をもたらすことができました。
担当業務について教えてください。
SSDの中で、PCからやって来たデータをメモリセルまで届ける制御部のソフトウエア開発に従事しています。
なぜフィックスターズに入社しようと思いましたか?
研究・趣味の両方で組み込み開発を長い間経験していたため、組み込み分野に強みがありつつ働きやすい会社がいいなと考えた時、フィックスターズが真っ先に思い当たったので志望しました。
フィックスターズに入社して身についたものは何ですか?
大規模チームで開発するためのツールの使い方と、チーム精神の大切さです。
一人で開発していたのでは身につかない、社会人らしいスキルがついてきたなと思います。前者は業務と並行して自習しましたが、後者はOJTを通じて、先輩方や上長から吸収できた部分が大きかったと思います。
やりがい・面白さはなんですか?
今まで当たり前に使っていたSSDでしたが、制御を触ってみると想像よりもずっと多くのノウハウが詰め込まれていることに気付かされました。一見動きそうにはないと思えてしまうようなギリギリのスペックのハードウエアでも、ソフトウエア側を工夫してリソースを最大限活用すると、製品としてしっかり動くのが面白く、組み込み開発者としては一番やりがいを感じます。
フィックスターズの魅力を教えてください。
退勤後にボードゲーム・飲み会でもどうですか、といった感じで自主的に緩く人が集まれる雰囲気が好きです。事業部が違えば業務内容も結構違うため、他の社員と「技術的に面白い話」をするネタが尽きないのも良いなと思います。そもそも話し相手が簡単に見つかる、エンジニアだらけの環境は貴重ですね。
ものづくりの原点を教えてください。
一般に販売されているものであればお金を貯めて買うことできますが、ニッチすぎて、そもそも販売されていないものは自作するしかない、と気付いたことが原点だと思います。初めはスキルも高くないので、電子機器をバラして中の基板を入れ替えるなど、既製品の改造から始め、徐々に作れる範囲を広げていき、現在に至ります。なんでも作れる大人になりたいです(?)
就職活動中のみなさんへメッセージをお願いします。
技術面の好奇心が強くて、自分の手を動かして開発に取り組みたい!という方はぜひフィックスターズを候補に入れてみてください。皆さんフレンドリーですし、有識者が知見を共有する文化があるので、社会人になってからも自身の専門領域からちょっと離れたおもしろい話題に欠くことはありません。
1日のスケジュール
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10:00
出社。自分に割り当たっているタスク一覧をチェックして、どの辺から手を付けるか考えます。あまり懸念がなければさっそく実装に入ってしまいます。
以降、例として実装作業を挙げていますが、資料書きをすることも比較的多いです。(進め方は同じです)
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11:00
ミーティングがある日は、週単位の作業の進め方についてチームメンバーと相談します。だいたい5人くらい規模のチームで密に連携しています。ミーティングがない日は引き続き実装作業をします。
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12:00
昼食休憩。在宅勤務なら少し仮眠の時間も確保できます。
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13:00
業務再開。休憩を挟むとアイデアが整理されて、急に実装が進むことがあります。
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15:00
実装の集中力が切れてきがちな時間帯。分担が微妙なタスクについてチームメンバーと調整するなど、会話を挟んで仕切り直します。
タスク一覧やスケジュールをざっと見直しながらおやつを食べると、ちょうど良い感じです。
週に1回、おやつを食べながらオンライン雑談を楽しむ、「おやつタイム」の時間があります。
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17:00
今日の作業をどの当たりで切り上げるか、検討し始めます。他のメンバーに依頼する作業があれば、退勤直前よりは今のうちに声をかけておきたいところ。
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18:00
チームを跨いで、数十人規模の短いミーティングで作業の振り返りと情報共有。
今日の作業の締め方、今後依頼される作業内容などが決まってきます。
(私用を入れたいという理由で、日によっては気軽にこのタイミングで退社します)
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18:30
今日の作業を終えるため、区切りの良いところまで進め、残すタスクについては明日着手しやすいよう形を整えていきます。
作業の見通しが良くなり、意外にもこのタイミングに声がかかる(あるいはかけたくなる)ことも多いです。
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19:30
今日取り組んだ内容と明日に残したタスクを簡単に箇条書きし、日報として業務用メーリングリスト宛にメールを送付し、退社。このメールは翌日の作業開始時に見返すメモとしても活用できて、便利です。